こちらではPHP版のメールフォームを使用します。メールフォームは迷惑メールの防止や、聞きたいことを前もって書いてもらうことができるため、 多くのサイトで一般的に使われています。
mailtoを使う方法もありますが、これはメールアドレスがhtmlファイル内に記述されているため、
迷惑メールの格好の的になってしまいます。
これを防ぐためにもメールフォームはいまや必須となっています。
ここでは管理人が別サイトで配布しているメールフォームPHPを使います。
設置方法はそれほど難しくはありません。
ただ無料サーバーではPHPやCGIが使えないことがほとんどなので、これはレンタルサーバー限定で利用することが可能となります。
それでは下記管理人のサイトからPHPメールフォームをダウンロードしてきてください。
管理人自身が作ったPHP版のメールフォームです。
こちらは必須項目の設定や確認画面など一般的なメールフォームの機能はすべて付いています。
無料版の「多機能メールフォーム」をダウンロードして下さい。
ダウンロード先にも設置法は解説されてるので、そちらを参考に設置いただいてもOKです。
高機能な有料版もありますので、必要に応じてご検討いただければと思います。
ダウンロードしたらzip形式に圧縮していますので、解凍してください。
解凍するとフォームページ用のHTMLファイルとメールプログラムのPHPファイルの2つが入っています。そのままだとフォルダ名が長いので、mail_shiftJIS等のフォルダ名をmailとリネームしてください。
mail.phpを開きます。これはメモ帳は厳禁です。
なぜならWindowsXPのメモ帳は文字コードUTF-8に対応していないからです。
Sift-jis版であればメモ帳でもOKですが、基本的にWebではメモ帳でファイルを開くということはタブーとなっています。
また、こういったファイルを開くためのソフトを総称して「エディタ」と呼ぶのが一般的です。
え?じゃあどうすれば??
大丈夫です。メモ帳の高機能版のエディタが無料でたくさんあります。
特に手軽でおすすめなのは「TeraPad」というフリーのエディタです。
TeraPadダウンロード
http://www.forest.impress.co.jp/lib/offc/document/txteditor/terapad.html
こちらでダウンロードし、インストールを行なってください。
そうするとデフォルトではデスクトップにアイコンが現れますので、そのアイコンにHTMLやPHPなどのファイルをドラッグ&ドロップしてください。ファイルの中身のテキストが表示されます。
もちろん中身はメモ帳で見たのと同じです。
先ほどダウンロードしたmail.phpをTeraPadで開いてください。
その中に下記のような記述がありますので、
ここで送信先(基本的には自分またはお客さんなどの)メールアドレスを指定します。
// メールを受け取るメールアドレス(複数指定する場合は「,」で区切ってください)
$to = "xxxxxx@xxx.xxx";
$to = の"と"の間にメールアドレスを書きます。
書く場所を絶対に間違えないでくださいね^^
また、下記箇所も変更してください。ご自分のサイトのトップのURLです。
//サイトのトップページのURL ※送信完了後に「トップページへ戻る」ボタンが表示されますので
$site_top = "http://www.php-factory.net/";
その他コメントを参考に設定可能ですが、基本的には上記2箇所の変更だけでもOKです。
書き換えたら上書き保存しましょう。(Ctrl+S)
ダウンロードし、名前を変更したた「mail」フォルダをフォルダごとサーバーにアップロードしてください。
アップロードする場所はindex.htmlと同じ階層(場所)にしてください。
では実際にフォーム内に入力してテスト送信してみましょう。
ブラウザでお問い合わせページにアクセスします。
あなたのURL/mail/contact.html
をブラウザのURLの箇所にに打ち込み、「エンター」キーを押します。
お問い合わせページのフォーム内に必要な項目を入力し、送信ボタンを押してみましょう。
自分のパソコンにメールが届いていれば完成です。
届かない場合は、どこかの記述が間違っている可能性があります。
必ずどこかに問題があり、必ず解決できますので、あきらめずにやってみてください。
※index.htmlと同じ階層にアップしていれば以下の設定は済んでますので読み飛ばしてもOKです。
ただ、理解を深めるためにも説明します。
サンプルサイトの「お問い合わせ」ページ(contact.html)の中のformタグの部分を見てください。
<form method="post" action="mail.php">
action=はプログラムのパス(場所とファイル名)を記述します。上の場合同じ階層にあるので、ファイル名だけでOKです。
特に今回は変更の必要はありません。
※メールフォームにはtableタグを使うのが一般的です。
<table cellpadding="5">
<tr>
<td class="l_Cel">■お名前</td>
<td><input size="20" type="text" name="名前" />※必須</td>
</tr>
<tr>
<td>■電話番号(半角)</td>
<td><input size="30" type="text" name="電話番号" /></td>
</tr>
<tr>
<td>■Mail(半角)</td>
<td><input size="30" type="text" name="Email" />※必須</td>
</tr>
<tr>
<td>■サイトを知ったきっかけ</td>
<td>
<input name="知ったきっかけ[]" type="checkbox" value="友人・知人" />
友人・知人
<input name="知ったきっかけ[]" type="checkbox" value="検索エンジン" />
検索エンジン</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">■お問い合わせ内容<br />
<textarea name="お問い合わせ内容" cols="60" rows="5"></textarea></td>
</tr>
</table>
<p>
<input type="submit" value="確認する" />
<input type="reset" value="リセット" />
</p>
</form>
name="" で指定した文字が、送られてくるメールの項目名になります。
size="" が横の幅です。
type="" フォームパーツの種類を指します。 (text、radio、checkbox、submitなどが指定可能です)
電話番号の項目を住所に変えてみます。
<td>■電話番号(半角)</td>
<td><input size="30" type="text" name="電話番号" /></td>
を
<td>■住所</td>
<td><input size="30" type="text" name="住所" /></td>
とするだけです。
項目を増やす場合は、
<tr>タグごとコピーします。
<tr>
<td>■電話番号(半角)</td>
<td><input size="30" type="text" name="電話番号" /></td>
</tr>
を
<tr>
<td>■住所</td>
<td><input size="30" type="text" name="住所" /></td>
</tr>
<tr>
<td>■電話番号(半角)</td>
<td><input size="30" type="text" name="電話番号" /></td>
</tr>
とするだけです。
項目が増えてもPHPプログラム側で自動で取得し、送信してくれます。
ほかにも選択してもらうチェックボタン、ラジオボタンのほか、
プルダウンで選択してもらう方法などもあります。
フォームパーツのタグにつきましては、以下のサイトなどを参考にしてください。
http://www.tagindex.com/html_tag/form/index.html
フォームパーツは必ず全体をformタグで囲む必要がありますので、注意ください。
上記のHTMLの一番上にformタグがあり、
一番下に</form>がありますよね。
では、 そのほかにも新着情報や高機能版のメールフォームなども配布していますので、ぜひ使ってみてください。
またその他のサイトでも無料で配布しているところがたくさんあります。
せっかくレンタルサーバーを借りたんだからぜひいろいろなプログラムを使ってみましょう♪